2020年、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行で、多くの企業がリモートワーク環境の早急な構築を迫られました。リモートワークと言うと、事務職やITエンジニア、クリエイティブ職などが真っ先に想像されます。
しかしコロナ禍の自粛ムードの中、オンライン営業(商談)の存在が急速に認知され始めています。
今回ご紹介するbellFace(ベルフェイス)は、社内のオンライン営業システムを一気に構築できるWebサービスです。
自ら「オンライン営業システム」と謳うbellFaceですが、Zoom(Zoom Video Communications, Inc.)をはじめとしたWeb会議/オンライン会議システムとはどのような違いがあるのでしょうか。
機能や特徴、価格や利用方法まで詳しく解説いたします!
そもそもbellFace(ベルフェイス)とは
bellFace(ベルフェイス)は、ベルフェイス株式会社/bellFace Inc.が運営するオンライン営業システムです。ZoomやSkypeはWeb会議やウェビナーでの利用を想定して開発されたのに対して、bellFaceはオンライン商談に特化しています。
そして、bellFace(ベルフェイス)最大の特徴と言っても過言ではないのが、電話とブラウザ※を利用したリモート営業システムであることです。従来の電話による営業(商談)を、ブラウザ※と組み合わせて現代版にアップデートしたシステムがbellFaceなのです。
こちらのCMをTVでご覧になった方も多いと思います。
※ブラウザ……「google chrome」「Microsoft Edge」「Internet Explorer」「Safari」など、主にWEBサイトを閲覧する際に使用するソフトウェア
bellFace(ベルフェイス)の特徴
電話とブラウザを利用する営業システム
bellfaceは電話とブラウザを同時に使用するオンライン営業システムです。電話をしながらブラウザ上で資料などを共有するイメージです。
画面上ではマウスポインタの位置までリアルタイムで共有されるため、まるで対面で話しているような感覚で商談することができます(シンクロプレゼンテーション)。
商談の様子を録音・録画
商談の様子を録画・録画して社内で共有できます。自分の営業を客観的に分析するのはもちろん、うまくいった商談の様子を社内で共有して見本とするなど、様々な形で利用できます。
また、営業職に利用者の多いSalesforce(※)と連携可能。bellFace上での活動履歴を自動で作成します。さらに受注した企業との商談を記録した動画URLも自動的に反映してくれます。
営業に役立つ機能が満載
bellFace(ベルフェイス)には営業/商談に役立つ機能が豊富に実装されています。例えば、
- 共有メモ帳……営業と顧客が画面内で共有し、同時に編集できるメモ帳
- トークスクリプト……営業側にしか見えない資料を1ページごとに設定。所謂「カンニングペーパー」
- 名刺プロフィール……オンライン上の名刺。紙の名刺よりも詳細なプロフィールを記載できる。複数枚の画像も設定可能
- ビューティーモード……商談中に相手に見せる姿をより美しく演出
などがあります。
どれも営業/商談に的を絞ったサービスならではの、細やかな配慮が感じられる機能設定です。
Salesforce(※)……株式会社セールスフォース・ドットコムが運営するWebサービス。企業が顧客情報を管理するためのCRMプラットフォーム。
メリットとデメリット
メリット
アプリもID発行も不要
顧客にアプリをインストールしてもらう必要もなければ、ログイン用のIDやパスワードを登録してもらう必要もありません。
顧客は、ブラウザ上に表示される4桁の番号(接続ナンバー)を営業に伝えるだけで準備完了。あとは営業の操作で画面が共有されるのを待つだけです。
また、「5秒でつながる」というキャッチコピー通り、非常にスピーディに画面を共有できます。
また、初めての利用者でもすぐに理解できるほど簡単な操作で済む為、オンラインシステム導入時に起こりがちな「つながらない」「画面に何も映らない」といったトラブルとは無縁です。
全てのブラウザに対応
bellFaceは
- Google Chrome
- Safari
- Firefox
- Microsoft Edge
- Internet Explorer
ほか、現行のあらゆるブラウザに対応しています。
電話回線の安定感
他のWeb会議システムの場合、ネット回線を通じて通話を行うため途中で接続が途切れたり、ノイズが乗ることがよくあります。
しかしbellfaceの場合、電話回線を利用するので電波が非常に安定しています。
時間と経費の削減
従来の「直接会って話す」スタイルの営業では、お客様のところに赴くだけで移動の時間や費用がかかっていました。特に遠方への出張の場合は宿泊費も加算されるためなおさらです。
bellFaceを用いた「電話+ブラウザによる画面共有」スタイルの営業に切り替えることで、移動時間が削減できると同時に、交通費(燃料費含む)や接待費の節約になります。
デメリット
電話を持つ手が塞がる
bellFaceは固定電話や携帯電話で通話しながら画面共有するシステムです。
ですので必然的に受話器・電話機を持つ手が塞がってしまい使いづらいとの意見があるようです。
しかし、ヘッドセットやマイク付きのイヤホンなどは数千円で導入できますので、これをデメリットと取るかどうかは人それぞれといったところでしょうか。
プランと料金
複数プランあり。
専用フォームに入力後、こちらから料金表をダウンロードできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で話題に上ることも多くなった「リモートワーク」ですが、営業職にも在宅勤務の波が来ているようです。
bellFace(ベルフェイス)が提唱する「電話+画面共有」スタイルの商談は、電話と画面共有の良さをそれぞれ持ち合わせた、現状での最適解の一つと言えるのではないでしょうか。
今後、営業/商談が在宅で行う職種に変化していく可能性は大いにあります。
現状、顧客と直接対面する必要の無い商材などを扱われている企業の担当者様は、bellFace(ベルフェイス)の導入をご検討されてはいかがでしょうか。