≪永久保存版≫外国人社員のビジネスマナー失敗談まとめ|【外国人雇用の基礎知識】

≪永久保存版≫外国人社員のビジネスマナー失敗談まとめ|【外国人雇用の基礎知識】

外国人に多い、日本のビジネスシーンでの失敗談を解説いたします。本記事は決して笑い話の共有、ではなく、失敗談をもとに、同じ失敗を未然に防ぐために何ができるか、雇用者側の役割について明確にします。

ときに「こんなことも教えないといけないの?」と感じるシーンがあるかもしれませんが、異文化理解を深める機会としてください。その蓄積された経験やノウハウは企業のグローバル化にきっと役立つからです。

相手が誰かと話しているとき話しかける

上司が他のスタッフと会話、打ち合わせをしているとき、声をかけてしまい、上司から注意された・・・

(指導マニュアル例)

基本的に上司に話しかけるときは、「すみません、今お時間よろしいでしょうか。」と聞いてください。

しかし、緊急で話しかけなければならないとき、上司が誰かとお話をしていたら、「お話中すみません、〇〇の件で本社からお電話です」というように、短く要件を伝えるようにしてください。

敬称「さん」を外して名前を呼んでしまう

上司のことを、「山田」と呼び、注意された・・・

指導マニュアル例)

相手があなたの上司であっても、部下であっても、日本人に対しては「さん」を付けることが大切です。名前だけで呼ぶことを「呼びすて」といい、これは日本では、とても失礼にあたります。

東南アジア諸国においては、名前で、「上司」にあたる語で、年上につける「呼称+名前」で呼ぶ場合がありますが、仕事に余裕がなかったりすると、「さん」をうっかり付け忘れることがあります。

ややこしいのは、日本のビジネスマナーにおいては、「お客様に対しては、自分の会社の社員(上司・社長含め)のことは、呼び捨てする」文化があることです。混乱するようでしたら、〇〇「さん」を付けて話しをすることで、問題はありません。と指導してください。

機密情報の管理がずさんになる

求められた会議資料が見つからず、山積みのプリントから発掘した・・・

外国人に限りませんが、整理整頓ができない、機密情報の管理が身についていないことがあります。入社したばかりのころは、机をキレイにしますが、慣れてくれば1か月ほどで、書類でごちゃごちゃになってしまう人が多いと思います。

(指導マニュアルの例)

会社の机だから、外部の人が見ないだろう、と思ったらそれは間違いです。会社には清掃員の方が入室することもありますし、誰かが知らずに、会社の情報が書かれた書類を持ち帰ってしまうこともあります。

日本はこうしたコンプライアンスがとても厳しいので、書類をはじめ、会社の備品に関する管理は気を付けてください。また、不要な書類はシュレッダーするように徹底してください。

相手に道をゆずらないで歩く

エレベーターで社長と同乗するも、先に乗り降りした・・・

(指導マニュアルの例)

  • エレベーター
  • トイレ
  • オフィスのドア

こうした場面で、社員とすれ違うときは、立ち止まり、相手に道をゆずってください。ゆずらないと、相手に威圧感だったり、失礼な印象を与えてしまいます。

先にドアの開け閉めしているときは、相手が入室、退出するまで、ドアを支えておくこともマナーの一つです。

また、会社の廊下などでは、真ん中を歩いてはいけません。人とすれ違うときは、壁に寄って、相手の歩く道を優先させてください。廊下の真ん中は社長や役員、お客様が優先して歩くスペースです。

タクシーに乗る座席を間違える

社長を助手席にエスコートし、自分は上座に座ってしまった・・・

(指導マニュアル例)

  • 運転席の後ろが一番安全な場所のため、上座です。
  • 助手席では、行き先を伝えたり、お会計をしたりするので、下座です。
  • 日本は右ハンドルですので、乗るときは間違えないようにしましょう。
  • タクシーから降りるときは、忘れ物がないかどうか、席と座席の下なども確認しましょう。

こればかりは、その場で指導することでしか、習得することはできません。

飲み会でのふるまいを勘違いする

無礼講を誤認識して振る舞い、相手の機嫌を損ねた・・・

外国人にとって、日本人は「普段寡黙で真面目なのに、お酒が入ると人が変わったように元気になる」ように見えているそうです。

「普段真面目な〇○さんだけど、お酒の場ではこういうコミュニケーションを取るんだ」と感じ、自らも同じふるまいで合わせようとするあまり、その限度が超えてしまうことがあります。

雇用者と外国人社員がいるお酒の場でも、他人の悪口を言ったり、他人の容姿をバカにしたり、セクハラやパワハラに近い言動を行う日本人上司の立場の方を拝見しますが、こうしたモラルの欠けた「ふるまい」は、外国人社員がくれぐれも勘違いを起こさないように気を付けてください。

まとめ

冒頭に申し上げたとおり、これらのマナーには、「こんなことも教えないといけないの?」と感じるシーンがあるかもしれません。しかし、あなた自身の異文化理解を深める機会として、入社する外国人社員が同じような失敗を経験しないよう努めていただきたいと思います。

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