現在、採用や求人の手法は無数に存在しています。従来通りに求人雑誌に求人情報を掲載する方法もありますが、多くの求職者の目に触れさせるという意味ではWEBサービスの活用は必須の時代と言えるでしょう。
しかし、採用・求人向けのWEBサービスは巷に溢れており、利用するサービスの選定に苦慮することもまた事実。自社に合った求人サービスを選択するためには、サービスごとの使い方や特徴をしっかりと把握する必要があります。
そこで、本記事では採用手段として多くの企業に利用されている求人サービス、「indeed(インディード)」の使い方や特色についてご紹介いたします。
そもそもindeedとは
indeedは株式会社リクルートホールディングスの子会社、RGF OHR USA,Incが運営する求人検索エンジンです。元々は2004年にアメリカで開発されたindeed。日本では2009年にサービス開始されました。
indeedは、皆さんご存知のgoogleやYahoo!などと同様の検索エンジンです。ただし求人の検索に特化している点が異なります。googleやYahoo!でも求人を検索することは可能ですが、求人とは無関係の情報の中から求めているページを探さなくてはなりません。一方、求人検索エンジンであるindeedを使用すれば、ネット上に存在する求人情報が自動でまとめられているため、仕事探しを効率的に行えます。用途を求人に特化することで使い勝手を向上させている求人検索エンジンがindeedです。
掲載する企業にとっても多くのメリットがあるindeed。基本的には無料で掲載可能で※、掲載申請からおおよそ72時間ほどで掲載開始とスピーディーな対応が売りとなっています。
※有料プランも用意。本記事の「プランと料金」項に説明あり。
indeedの機能・利用方法
キーワードと勤務地で検索
indeedの利用方法は、キーワード(会社名や職種名など)と勤務地、またはそのどちらかをフォームに入力して検索します。
すると、検索結果が表示されるので、興味のある求人ページをクリックして適宜応募していく形となります。
検索結果の並べ替え
年収や雇用形態、勤務地で検索結果の絞り込みを行えます。この機能を有効に活用すれば希望している条件の求人を素早く見つけ出せるでしょう。
メリットとデメリット
メリット
知名度が高く、利用者が多い
indeedは求人検索エンジンでは世界で最も多くのシェアを持っています。日本でも月間の訪問人数が3,460万人と、他の追随を許さないほどのユーザー数を誇っており、多くの求職者にアピールできる媒体と言えます。
求人の掲載費が無料
掲載から採用まで、利用料が無料です。候補者の管理機能や掲載ページ毎のクリック数など、管理・分析機能も無料で使用可能です。なお、有料の「スポンサー求人」を利用すると求人ページが人目に触れやすい場所に表示されます。
デメリット
人材紹介は行っていない
indeedはあくまでも検索エンジンであるため、エージェントサービスのような人材派遣に関するオプションプランはありません。場合によっては別途人材派遣や人材紹介のサービスと契約する必要があります。
求人用のページは自前で用意する必要がある
indeedは検索エンジンであるため、求人・採用ページは自分で用意する必要があります。また、indeedで検索してしっかりと表示される(求職者に見つけてもらう)には、indeedの仕様や規定に合わせたページが必要です。もしすでに求人用のページを持っていたり、自社の求人サイトを準備してある場合は、indeedの掲載基準をクリアした求人ページを新規に作成するなどの手間が生じる場合があります。
プランと料金
indeedは基本的に無料で利用可能です。初期費用・掲載費・採用時の成功報酬も無料なため、安心して利用できます。
無料で利用できるindeedですが、オプションとして有料のプランも用意されています。有料プランはスポンサー求人を利用するための料金が上乗せされます。
スポンサー求人とは、indeedで求人検索した時に、求職者の目に付きやすい場所に求人が表示される有料枠のことです。具体的な料金に関しては、求人がクリックされる数×クリック単価となっており、定額ではありません。クリック単価は掲載者が設定することができ、15円から999円の間で自由に決められます。
indeedのスポンサー求人(有料枠)についての詳細はこちらからご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。indeedは名実ともに世界で最もよく使われている求人検索エンジンです。既に他の求人システムを使用されていても、indeedを併用すると新たな人材との出会いの機会を増やせます。基本的に利用料は無料ですので、ぜひご活用ください。