地方就職・地方移住をお考えではありませんか?
一言で地方といっても現在日本では全国で1,724の市区町村があります。(参考:政府統計データ)その地域によって風習や文化、生活環境は大きく変わります。
また、地方就職・地方移住は、旅行の行先を決めるのとは異なり、人生の大きなイベントです。その土地の気候や文化、生活環境、移住者に対する受け入れ体制が整っているかどうかは十分に検討すべき項目です。しかしながら、全ての市区町村の特徴を調べるのは現実的に難しいため、どこに移住をしたらいいのか迷いが生じるかと思います。
そこで本記事では、地方就職に人気の都道府県ランキングTOP10を発表し、地方就職をご検討中の方に少しでも参考にして頂けたらと思います。
※本記事のランキングは当ブログ運営者が独自の調査により公開をするものです。各都道府県の優劣を判断するものではありませんので予めご理解の程お願いいたします。また、最終的な移住・就職のご判断につきましてもご自身の責任内でお願いいたします。
地方就職におすすめの都道府県をご紹介
都心から地方移住・地方就職を希望している方向けに、おすすめの都道府県を独自調査にてまとめています。
同一県内でも、市区町村によって生活環境・文化・都心へのアクセスなどは変わります。選び方のポイントとしては、まずは都道府県単位で移住先を決め、その後県内で市区町村を絞っていくことで、希望にあったぴったりの地域が見つけやすくなります。
千葉県
<特長>
東京の隣にある千葉県は都心へのアクセス便利なことから近年移住者が増えています。海や自然があふれる南房総エリアや、サーファーや海水浴にも人気の九十九里浜など移住者に人気エリアが多数あります。
都心に近いこともあり、大手企業の物流センターも多く就業先も豊富です。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | 都心に近い好立地 |
自然の多さ | 〇 | 海や山が多い |
観光・娯楽 | ◎ | ディズニーランド、鴨川シ―ワールド、マザー牧場、その他にも海水浴場など多数 |
生活の利便性 | ◎ | 都心までいかなくとも、千葉・市川・松戸・柏など商業施設が多い |
仕事の豊富さ | ◎ | 大手物流施設や製造業など求人が豊富 |
<詳細情報リンク>
千葉県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→「千葉県 移住定住に関する市町村の窓口及び主な移住支援制度」
茨城県
<特長>
つくばエクスプレスで1時間弱で都内にアクセスできるという利便性の高さから都心からの移住者が増えています。宇宙センターがある「つくば市」は洗練された街並みでありながら都心とは違った解放感がある人気エリアです。
海側に面する鹿行エリアは、サッカーやトライアスロン、マリンスポーツが盛んです。また、鹿島臨海工業地域があることから大手企業の工場も多く仕事も豊富です。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | 都心に近い好立地 |
自然の多さ | 〇 | 海や山が多い |
観光・娯楽 | ◎ | ひたち海浜公園、筑波山、筑波宇宙センターなど |
生活の利便性 | ◎ | つくば市、水戸市など商業施設が多い |
仕事の豊富さ | ◎ | 鹿島臨海工業地域は特に求人が豊富 |
<詳細情報リンク>
茨城県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→いばらき移住定住ポータルサイト Re:BARAKI
静岡県
<特長>
富士山を望むロケーションが広がる静岡県は、伊豆半島や熱海などの観光地としても有名です。名古屋と東京の中間に位置することから、移住先としても人気の県です。
リゾート地としても人気の熱海・伊豆エリアは、バブル期に建てられた高級マンションが現在では格安で売られていることもあり、都心の移住希望者から注目が集まっています。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | 温暖な気候で年間を通して過ごしやすい |
自然の多さ | ◎ | 富士山や太平洋に囲まれた自然豊かな立地 |
観光・娯楽 | ◎ | 富士山、富士五湖でのアクティビティ、マリンスポーツなど |
生活の利便性 | 〇 | 新幹線で東京まで1時間、名古屋まで1時間半というアクセスの良さ |
仕事の豊富さ | ◎ | YAMAHAなど大手企業も多い。 東京・中京圏へのアクセスの良さから、ビジネスの拠点として仕事も豊富 |
<詳細情報リンク>
静岡県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→静岡県公式 移住・定住情報サイト「ゆとりすと静岡」
北海道(札幌市)
<特長>
観光地としても、自然が豊富な地域としても知られる北海道には、自然に囲まれて生活することに憧れて移住する人が沢山います。
北海道の中でも札幌市は比較的降雪も少なく、住みやすい街としても人気です。何を食べても美味しい獲れたての新鮮海産物や、ウインタースポーツ、観光名所などが豊富なので、都会のストレスから解放されたい方にはおすすめです。
<おすすめ度>
住みやすさ | 〇 | 家の窓が二重構造なので室内は暖かい。夏も東京ほど暑くならず湿度も低い。 ただし住む場所によって雪かきが大変なことも。 |
自然の多さ | ◎ | 見渡す限りの広大な大地や湿原などが広がっており、本州では見られない雄大な自然に囲まれた生活ができる。空気が美味しい。 |
観光・娯楽 | 〇 | 自然に囲まれているので気軽にウインタースポーツなどのアクティビティが楽しめる。 食べ物もどこに行っても美味しい。回転寿司でもネタがとにかく新鮮。 |
生活の利便性 | ◎ | 札幌市の人口は全国4位の大都市なので、 基本的に食料品・雑貨・娯楽等何でも揃っている。 |
仕事の豊富さ | 〇 | 特に札幌は人も多いので、仕事も豊富。 ただし、その他のエリアに関しては求人が少ない可能性がある。 |
<詳細情報リンク>
北海道の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→「北海道で暮らそう!」
宮城県(仙台市)
<特長>
東北唯一の政令指定都市の仙台市を擁する宮城県は、東京からも新幹線で1時間半で着くアクセスの良さもあり、地方移住希望者に人気の県です。
仙台市内は広すぎず狭すぎず、コンパクトな市街地には食料品・雑貨・娯楽など一通りのお店がそろっています。また、街の郊外に少し足を延ばすと、日本三景で有名な松島や秋保温泉などの観光地もあります。
仕事に関しては、宮城・仙台は支店経済都市ともいわれており、大手企業の支店が数多く進出しています。製造業だけではなく、ホワイトカラーの仕事も豊富です。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | 仙台市内は冬でも雪がほとんど降らない。仙台市街は商業施設も多くほどよく都会。 大学や専門学校も多いため、若い人も多い。 |
自然の多さ | 〇 | 日本三景の松島や石巻、秋保大滝で有名な秋保など、海・山に囲まれた土地 |
観光・娯楽 | 〇 | 大型アウトレット・ショッピングモール・映画館・水族館など一通りの娯楽がある。 温泉やスキー場にも気軽にいける。プロサッカーチームやプロ野球チームもありスポーツも盛ん。 |
生活の利便性 | ◎ | 東京まで新幹線で1時間半で行ける。 仙台駅から電車で20分の場所に空港もあるので、仙台を基点に日本各地に行ける。 |
仕事の豊富さ | ◎ | 支店経済都市と言われており、ホワイトカラーの仕事も豊富。 転職エージェント企業も多いため就業サポートも受けられる。 |
<詳細情報リンク>
宮城県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→「みやぎ移住ガイド」
山形県
<特長>
山形県は宮城県の隣に位置する東北の県です。日本海に面する庄内平野や最上川、「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった銀山温泉など、自然に囲まれたロケーションはどれも都市圏では見られない光景です。
食べ物は山菜・果物が特に有名で、道の駅などで格安で購入することができます。都会では何倍もの値段がする新鮮食材を毎日格安で手に入ることは、地方生活の醍醐味でもあります。
<おすすめ度>
住みやすさ | 〇 | 市区町村によっては雪が少ないが、地域によっては豪雪になるので雪かきが必要 |
自然の多さ | ◎ | 山に囲まれており自然との共存を体感できる |
観光・娯楽 | 〇 | 全ての市町村に温泉がある。 商業施設は少ないが、キャンプ・登山・ウインタースポーツなど気軽に行ける。 |
生活の利便性 | 〇 | 車がないと生活は難しい。 山形市以外は商業施設が少ないが車・電車1時間程度で仙台まで行くことができる。 |
仕事の豊富さ | 〇 | 主に製造業や、林業・農業などが多い |
<詳細情報リンク>
山形県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→山形県移住交流ポータルサイト「やまがた暮らし情報館」
広島県(広島市)
<特長>
中国・四国地方の中枢を担う広島市を擁する広島県は、移住者に人気の県です。政令指定都市である広島市は119万人の人口を抱えており、市の中心部は都会的な街並みが広がる一方で、中国山地と瀬戸内海といった自然にも囲まれています。
広島原爆ドームや平和記念公園など日本の歴史を感じさせる施設や、カープ女子でも話題の広島カープなどスポーツ観戦も人気です。街の大きさがほどよくコンパクトで、あらゆることが地域密着で楽しめるところが人気の理由です。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | 温暖な気候で年中過ごしやすい |
自然の多さ | 〇 | 瀬戸内海や中国山地など、山・海に囲まれたロケーション |
観光・娯楽 | ◎ | 原爆ドーム・平和記念公園や、スポーツ観戦など |
生活の利便性 | ◎ | 市街地はコンパクトのため近距離でショップが集まっている |
仕事の豊富さ | ◎ | 人口119万人の広島市内はサービス業やホワイトカラー求人も豊富 |
<詳細情報リンク>
広島県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→広島県交流・定住ポータルサイト「広島暮らし」
石川県(金沢市)
<特長>
本州の日本海側に位置する石川県は、かつて加賀百万石として栄えた金沢市を擁する県です。金沢市は城下町としての歴史風情を未だに残しており、その情緒溢れる街に惹かれ現在47万人の人口がいる北陸地方都市です。
2015年に北陸新幹線が開通したことで、金沢~東京間の移動は最短2時間半で行き来できるようになりました。そのため、移住先としても年々人気が高くなっています。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | かつて城下町として栄えた歴史情緒があふれ、洗練された街並み。 移住者の誘致も積極的に行っている。 |
自然の多さ | 〇 | 日本海に面しており、海産物が特に有名 |
観光・娯楽 | 〇 | 兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館など、歴史建造物や文化施設・図書館が多い |
生活の利便性 | ◎ | 住宅地価格は東京の7分の1程で持ち家も立てやすい。 また、大阪、東京まで新幹線でアクセスが可能。 |
仕事の豊富さ | 〇 | 北陸新幹線の開通により東京の企業とのビジネスチャンスが増え求人が増加傾向。 東京の会社が移転する例も出ている |
<詳細情報リンク>
石川県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→「いしかわ暮らし情報ひろば」
宮崎県(宮崎市)
<特長>
九州に位置する宮崎県は、幸福度ランキング2年連続1位(ブランド総合研究所調べ 都道府県SDGs調査2020)に輝くなど、移住者・定住希望者に人気の県です。
年間平均気温が約17度という温暖な気候であることから、年間を通して快適に過ごすことが出来ます。また温暖気候を生かした農産業なども盛んで、国内有数の生産高を誇ります。
<おすすめ度>
住みやすさ | ◎ | 日照時間、平均気温、快晴日数がトップクラス。 年間を通して快適に過ごせる。 |
自然の多さ | ◎ | 温暖な気候に加え、降水量も多いため植物や自然も豊か。 山間部では雪も積もる。 |
観光・娯楽 | 〇 | サーフィン、釣りなど自然の中でのアクティビティが豊富。 スポーツチームのキャンプ地としての利用も多く見学も可能。 |
生活の利便性 | 〇 | 宮崎市は物価や地価が日本で最も安い。 「日本一短い」と言われる宮崎県内の通勤・通学時間は平均19分。 |
仕事の豊富さ | 〇 | 主に農林水産業、観光業、製造業など |
<詳細情報リンク>
宮崎県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→「あったか宮崎ひなた暮らし」
香川県
<特長>
讃岐うどんでも有名な県、香川県は四国にあります。
瀬戸内海に面しており海や、山など自然豊かな環境が人気です。気候が安定しており、災害が少ないことも住みやすさの特長です。
主要都市の高松市内は民間企業や商業施設も多く、コンパクトな街並みでありながら田舎過ぎない雰囲気があります。
<おすすめ度>
住みやすさ | 〇 | 年間を通して気候が良く、降雨量が少ないため、自然災害も起きにくい |
自然の多さ | ◎ | 瀬戸内海や山に囲まれており自然が豊富 |
観光・娯楽 | △ | 主要都市の高松市内は、田舎過ぎず・都会過ぎずコンパクトにまとまっている。 ただし、遊ぶところが少ないという声もある |
生活の利便性 | 〇 | 食料品や住居費の物価指数が低いので支出が抑えられる。 |
仕事の豊富さ | ◎ | 農林水産業などの一次産業の他、製造業も盛んで、大手化学メーカーの本社も多い。 平均年収も地方都市の中では高いとされる |
<詳細情報リンク>
香川県の移住・定住に関する詳細情報はこちら
→香川移住ポータルサイト「かがわ暮らし」
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した県(都市)以外にも、日本には魅力的な地域が沢山あります。
その土地によって、気候や文化・生活環境はそれぞれ異なりますので、まずはご自身が「どんなライフスタイルを送りたいか?」を具体的にイメージした上で、一度旅行がてら下見に行ってみてはいかがでしょうか。
また東京都内でも、地方移住に関する情報提供・相談業務を行っている施設があります。移住にあたって「どれくらいお金が必要か」、「注意すべき点は何か」など質問をしてみることで、よりリアルなイメージが持てるようになります。詳細は下記サイトをご覧ください。
参考:一般社団法人 移住・交流推進機構