・都会から地方へ転職をしたいけど求人サイトの掲載件数が少ない。
・大手求人サイトでは同じような仕事しかないため、希望に合う仕事が見つからない。
このようなお悩みをお持ちではありませんか?新型コロナの影響もあり、地方移住・地方転職を希望する人が増えています。
仕事を探す際に、最も手軽な方法は求人サイトの活用です。登録者数が多い大手求人サイトでは、全国各地の求人がひとまとめに掲載されていますので、ご自身の希望条件に合った仕事を検索することが可能です。
しかし、地域によっては求人掲載の業界・業種が偏っていることや、そもそも地域によってはほとんど掲載がされていない場合もあり「希望に合う仕事が全くない」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、求人サイト以外にも地方転職を実現できる方法が沢山あります。この記事では、地方転職を考えた時に知っておきたい転職活動方法をご紹介します。
転職活動方法の選択肢を複数持つことで、自分に合った仕事が見つけやすくなります。「大手求人サイト以外の方法で転職活動をしたことがない」という方はぜひ最後までご覧ください。
地方で働きたい時に検討したい転職活動方法
今回ご紹介する、大手求人サイト以外の転職活動方法は以下の6つです。※ここでいう、大手求人サイトとは、リクナビやマイナビ、dodaなど人材大手企業が運営する大規模求人サイトを指しています。
- 移住希望先の市区町村サイト
- ハローワーク
- Uターン・Iターン転職フェア
- 地域特化型エージェント
- 地方転職特化型求人サイト
- クラウドソーシング
言わずもがな、大手求人サイトは掲載件数が非常に多いため、地方転職を考えた際には、まず初めに会員登録をおすすめします。スマホでも簡単に登録できるので、スキマ時間にも簡単に利用可能です。
その上で、「大手求人サイトには自分の希望に合う仕事がなかった」という場合は、今回ご紹介する方法も試してみてください。
市区町村の運営サイト
市区町村など各地方自治体の公式サイトでは、独自にお仕事紹介ページがあります。すでに移住希望先が決まっていたら、その自治体サイトをチェックするとよいでしょう。
例えば、長野県内にUターンIターンを希望する方にお仕事を紹介する「おしごとながの」は、長野県内の各市町村の企業の求人情報がまとめられています。
こうしたサイトには、大手求人サイトでは掲載をしていない企業・団体の求人が掲載されていることもあります。なぜなら、民間企業が運営する求人サイトは、広告掲載費用が掛かるため、採用に緊急性がある企業以外は基本的に掲載しないからです。
それと比べて、地方自治体が運営する求人サイトは掲載費用が掛からないため、「採用にそこまで困っていないけれど、良い人がいれば採用したい」と考えている経営者などが利用しているケースが多いです。
ハローワーク
全国で500か所以上あるハローワークは、厚生労働省が運営する国の就業支援機関です。雇用保険に加入している場合、失業給付申請や再就職手当申請の受付窓口となっています。
職員による対面での仕事紹介も行っていますが、移住希望先のハローワークに直接足を運ぶというのは、現実的ではないかと思います。そこで活用したいのが、ハローワークインターネットサービスです。
ハローワークインターネットサービスでは、その名の通りインターネットを活用して、全国のハローワークで登録されている求人情報を閲覧することが可能です。
先述の市区町村サイトと同様に、求人掲載の費用が掛からないため、多くの企業が掲載をしています。人材獲得競争が激しい都会は求人に多額の費用が掛かりますが、地方企業ではそもそも求人にお金を掛けるという考えがない企業も少なくありません。
そのため、大手求人サイトには掲載がない、地域密着型企業の求人が見つかる可能性があります。
Uターン・Iターン転職フェア
「求人サイトの情報だけでは実際に働くイメージが湧かない」という方には、転職フェアの参加がおすすめです。地方自治体では都会からUターン・Iターン移住者を呼び込むために、転職フェアを企画しています。
転職フェアの特長は、直接企業の人事担当者と話せることがメリット。より具体的な仕事内容を聞くことや、地方移住・転職するにあたって不安に感じることをその場で質問できるので、転職後のイメージが持ちやすくなります。
また、転職フェアで直接コミュニケーションを取ることで、企業側に印象を残すことができます。インターネット広告の応募では、面接までどのような人が来るのか、企業側も不安に感じるものです。
転職フェアの場合は、直接対面で会話するため、採用側にとって顔が見える安心感があります。担当者に好印象を与えることができれば、その後の選考もスムーズに進めることができます。
新型コロナの影響もあり、オンラインで開催しているケースも増えていますので、興味があれば気軽に参加可能です。
地域特化型転職エージェント
「地方転職に詳しい人に相談して決めたい」といった方には、地域特化型転職エージェントがおすすめです。転職エージェントは求職者と採用企業の間に立ち、転職決定までのサポートを行います。地域密着で運営しているので、地場企業とのコネクションもあり、公に採用情報を公開していない「非公開求人」も多数取り扱っています。
転職エージェントの特長は、採用成功ができた際に企業から紹介手数料を得るので、求職者が個別に費用を支払う必要はありません。
さらに転職エージェントは、求職者のこれまでの経験を整理して、自分のスキルや希望条件に合った仕事の紹介や、条件交渉なども行ってくれますので、気になることは相談すると良いでしょう。
地方転職特化型求人サイト
求人サイトには、大手企業の求人サイト以外にもの色々なサイトがあります。
中でも地方転職特化型求人サイトやUターン・Iターン特化サイトでは、「地方で働きたい」、「ご当地ならではの企業で働きたい」という方に向けて、求人情報を発信しています。
大手求人サイトに比べて、掲載費用がリーズナブルであるため(地方自治体が運営しているサイトの掲載は無料)、地場の中小企業でも求人掲載をしやすいことが特長です。
「移住したい市区町村名 Uターン転職」と検索をすると、目的のウェブサイトに辿り着きます。
クラウドソーシング
「転職ではなく、もっと自由な働き方がしたい。」という方にはクラウドソーシングを活用した、個人事業主・フリーランスとしての働き方がおすすめです。
クラウドソーシングとは・・・インターネット上で企業や個人事業主が不特定多数の群衆に業務を発注(アウトソーシング)する業務形態です。
クラウドソーシングを活用すれば、在宅ワークで生計を立てることも可能です。
具体的には以下のような仕事があります。
- イラスト制作
- HP制作
- ライティング、記事執筆
- プログラミング
など、様々な案件がありますので、その中で興味があるもの、出来そうなものに応募することができます。クラウドソーシングを活用することで、スキマ時間を活用したい主婦の方や、フリーランスの方が、企業に属さなくとも自分のスキルで仕事を請けることができます。
こうしたクラウドソーシングを活用した自由な働き方は、地方で生活を送りたい方に最適です。理由としては、地方は都会に比べて生活費を抑えることができることや、通勤ラッシュなどに合わずに、開放的な環境で生活が送れるからです。
注意点としては、スキルや経験・実績が少ないうちは、仕事の単価が安くなりがちです。しかし、継続してコツコツと取り組むことで、仕事を通じてスキルが獲得でき、さらに単価の高い仕事にトライできるようになります。
まとめ
この記事では、地方で働きたい方に向けた、仕事選び方法をご紹介してきました。生活をするためには、仕事選びは不可欠です。そして、仕事選びの方法は1つではなく、色々な方法があります。
自分が地方移住をして「どのような生活を送りたいか」、「どのような仕事をしたいか」によって、仕事選びの方法は異なってきます。
今回ご紹介した仕事選び方法は、それぞれ特長が異なりますので、仕事を探す際にはいくつかの方法を同時に進めることをおすすめします。